50代から英語コーチングを選ぶなら
20代と同じ基準で選ばないための3つの視点と、無料カウンセリングで聞くこと7つ。
「英語コーチング」と検索して、このページにたどり着いた方へ。
おそらく、いくつかのスクールのサイトは、もう見た後だと思います。そして、こう感じたのではないでしょうか。書いてあることが、どこか自分向けではない。
出てくる受講者の声は、だいたい20代から30代です。「転職でスコアが必要」「海外赴任が決まった」。間違ってはいないのですが、50代でいま英語を考えている理由は、たぶんそこではありません。
この記事では、スクールの名前を並べる前に、50代が20代と同じ基準で選んではいけない理由を3つ書きます。そのうえで、無料カウンセリングで何を聞けばいいかまで具体的に書きます。
20代と前提が違う、3つのこと
1. 「時間がない」の中身が違う
英語学習が続かない最大の理由は、意志ではなく時間です。ここは年代を問いません。
ただ、時間の無さ方が違います。
20代の「時間がない」は、量の問題であることが多いです。残業を減らす、通勤時間を使う、といった工夫で捻出できる余地があります。
50代の「時間がない」は、細切れであることの問題です。1日の総量はむしろ20代より確保できる場合すらあるのに、15分、20分と刻まれていて、まとまった90分が取れない。会議と会議のあいだ、移動中、夜の30分。そういう形でしか残っていません。
だから選ぶときに見るべきは「1日何時間必要か」ではなく、「細切れの時間でも成立する設計になっているか」です。毎日3時間の自習を前提にしたプログラムは、量の問題として無理なのではなく、形として合いません。
2. 目的が「スコア」ではないことが多い
50代で英語を再開する方の目的は、だいたいこのあたりに分かれます。
- いまの仕事で、英語の会議に出ることになった。黙っている時間を減らしたい
- 海外の相手とのやりとりが増えた。メールは書けるが、話すと止まる
- 役職定年や再雇用の節目が見えてきた。この先の選択肢を増やしておきたい
- 子どもが独立して、ようやく自分の時間ができた
どれも、点数で測れません。 TOEICのスコアを200点上げることが目的の人は、実はあまり多くないはずです。
ところがスクールの実績は、スコアの上昇幅で語られがちです。それが悪いわけではありませんが、自分の目的と違う物差しで選ぶと、満足度が合わなくなります。 カウンセリングでは「スコアではなく、会議で発言できるようになりたい」と最初に言ってしまったほうが、話が早く進みます。
3. 「いまさら」という気持ちを、相手が扱えるか
ここがいちばん大きいかもしれません。
50代で英語をやり直すとき、多くの方が最初にぶつかるのは文法でも単語でもなく、「この歳から始めて意味があるのか」という気持ちです。
これは根性の問題ではありません。過去に何度か挫折している人ほど、強く出ます。実際、社会人を対象にした調査では、英語学習でつまずいた経験がある人は87.4%にのぼります。
出典:ビズメイツ株式会社「英語学習の挫折に関する実態調査」2021年5月実施。
※回答者は社会人111名と少ない調査です。数字そのものより、「つまずくほうが普通」という事実のほうが大事だと考えています。
問題は、この気持ちをコーチが扱えるかどうかです。20代中心のスクールで、担当コーチが20代だった場合、悪気なく「大丈夫ですよ、みなさんできています」で流されることがあります。励ましとしては正しいのですが、こちらが本当に聞きたいのは「50代の受講者が実際にどう進んだか」です。
では、何を比べるのか
比較するときに見る点は、結局この3つに集約されます。
1. 3か月でいくらかかるか(総額で)
月額表示に惑わされないでください。入会金、教材費、延長費用を含めた3か月の総額で並べてください。ここは各社の公式サイトで確認できます。
2. 学習時間を、誰がどう確保するのか
「1日3時間」と言われたとき、それをどう捻出するかまで一緒に考えてくれるか。スケジュールを一緒に引くのか、時間の記録を見てくれるのか。ここが「ひとりでやる」との唯一の差です。
3. 伴走者がつくか、つくなら誰か
毎日連絡が来るのか、週1回なのか。担当は固定か、交代制か。50代の受講者を担当した経験があるかは、カウンセリングで直接聞いて構いません。
主要7社の比較を見る3か月の総額・学習時間・伴走の形で並べています無料カウンセリングで聞くこと
ほとんどのスクールは、無料カウンセリングか無料体験を用意しています。申し込む前に決めようとせず、2〜3社受けてから決めて構いません。 そのとき聞くことを、具体的に挙げておきます。
- 3か月でかかる総額を、入会金と教材費も含めて教えてください
- 50代の受講者を担当した経験はありますか。どんな方が、どう進みましたか
- 1日に必要な学習時間は何分ですか。それを15分ずつに分けても成立しますか
- 学習時間が確保できなかった週は、どう対応してもらえますか
- 担当は固定ですか。合わなかった場合、変更できますか
- スコアではなく「会議で発言できる」を目標にした場合、何をどう測りますか
- 途中でやめた場合の返金条件を教えてください
2番と3番が、50代にとっての本題です。 ここで言葉に詰まる、あるいは一般論しか返ってこないスクールは、相性が良くない可能性があります。
その前に、いまの位置を確かめる
カウンセリングに行く前に、自分がいまどのくらい出てこないのかを知っておくと、話が具体的になります。
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まとめ
- 50代の「時間がない」は細切れの問題。まとまった時間を前提にした設計は合わない
- 目的はスコアではないことが多い。自分の物差しを先に言う
- 「いまさら」という気持ちを扱えるコーチかどうかを、直接聞いて確かめる
- 比べるのは「3か月の総額」「時間の確保を手伝うか」「伴走者は誰か」の3点
- カウンセリングは2〜3社受けてから決める
続かなかったのは、意志が弱かったからではありません。
ひとりでやっていたからです。